kotobaとことばと言葉

日本語という言葉のルールを使い続けています。
英語のルールに近い言語とは違って、ちょっと語順がほかの言語と違うので
新しい言葉を学ぼうとすると、語順でつまづいたりします。
韓国語と日本語の語順はあまり変わらないということを聞いたので
ちょっと試してみたい気もするのですが
中国語に興味もあるのです。
私の本名(これは芸名じゃありません)はなかなか同姓同名がいないのですが
以前、かの地にいた時、観光で訪れた中国の方に
「同姓同名が中国のある地域にいるよ」と教えてもらったのです。
日本人にはなかなか見られず、中華系の血筋に見られることの多かった私は
なんだかちょっとだけ親近感がわいたのです。


それにしてはちゃんと興味を持って調べてみたのはごく最近。
中国語は、発音も、文字も曲者です。
母音が4種類。上がったり下がったり、まっすぐだったり、半円を描いたり。
文字である漢字は、日本語の漢字とちょっと意味が違ったりするので
うっかりすると「なんだこりゃ?」になります。


日本語も明治に入ってからローマ字表記を取り入れた時、ヘボン式だのなんだのと
苦労した話を聞いたことがあります。
中国語もローマ字表記ができるのですね。
そのローマ字表記(ピンインといいます)を使って入力すると
中国語が書ける。というものを発見しました。
なかなか難しいです。だからぴったり合った時はう・れ・し・い!
この嬉しさはなかなか理解してもらえそうもないのですが
パズルがぴったり合った時のように、暗号が読めた時のように嬉しかったのです。
新しい言語を身につける、というより暗号解読のような気分でした。
自分の耳を頼りに入力するのですから。


かの地の言葉は、インドネシア語という公用語に、関西弁のようなジャワ語でした。
公用語であるインドネシア語はローマ字表記できますが
ジャワ語は、アラビア語タイ語サンスクリット語を混ぜ込んだような
うにゃうにゃとした独自の文字があります。
日本語なら、ひらがなのようなものなのでしょうか。
今の若者はこのジャワの地域に生まれても、ジャワ語の授業がほんの少しあるだけで
かなりの割合で読めなくなっています。
ジャワ語は敬語も発達していますが、これを自由に使いこなせる人達も少なくなってきました。
言葉は変化していきます。そして忘れられていきます。
ジャワ語のサイン、習っておけばよかったと思います。うん、まだ時間があるから習いに行こう。
さあ、いついこうかな。