旅芸人でございます。

もうすぐ人前で踊らなきゃいけないのですが。
この冬はしっかり冬ごもりをしていまして、ちゃんと踊っておりません。
ましてや、人前なんて。
おまけに年度末だ仕事だなんだと忙しさにかまけて
練習もしていません(爆)


というわけで今日は花見がてらに公園で練習してまいりました。
たまにはこういうことをしないと、人に見られるということに
耐えられなくなるものです。
ipodと飲み物と用意して桜の綺麗な公園に行ってきました。
ひとさまは花見だなんだと楽しげに過ごしていらっしゃいましたが
私は風の渡る気持のよい木陰で、えいっと裸足になり
練習です。足元の土やクローバーやドングリや石ころ。
そんな感覚がとても懐かしい。ひんやりとした冷たさ。
踏みつけると跳ね返されるドングリのつるりとした表面。
足の裏を守ってくれるクローバー。
そして走り回る子供たち。飛んでくるボール!
もちろんじろじろ見られるし、私はイヤホンつけてますから
はたからみると、音楽も聞こえないから、余計何やっているんだか分らない(笑)


初めは固くほぐれない関節や筋肉が、
少しずつほぐれて汗ばむ頃にはなめらかになっていました。
それにしても。
踊りこんでいた踊りは体になじんでいます。久しぶりに踊っても
体がぐんぐん思い出してくる。いつも我ながらすごいなあと思いますが
日本に帰ってから、振り戻しをした比較的新しく身に覚えさせたものは
これまたなかなか出てきません(汗)
つまり、練習が足りない、ということなのです。わ〜


遠くからご覧になっていたのでしょうか。
おばあちゃんがやってきて
「きれいなものを見せていただきました」
と声をかけて下さいました。
横からほかの方も
「外国の方?」と。やってるものは明らかに異国情緒漂うものですから。
「日本人です。見ていて下さってこちらこそありがとうございます」
と答えました。必死にやっていて(見苦しいこともあるだろうに!)
そう言っていただけるのは、嬉しい限りです。


公園で練習。なんだかジプシーみたい。
旅芸人ですね。家で練習したっていいのだけれど、集中度の違いは
大きいのです。(家の中だと誘惑も甘えもでてくるし)
休日の昼間だからこそできることなんですが
やっぱり練習は日々少しずつ。焼き付け刃は、いけません(爆)