お見合いの二人。   取り持つは、やり手婆でございます(笑)

今日は雨の中、お見合いをとり行ってまいりました。
お見合いといっても、同性同士ですが(笑)


6月に踊りの企画を考えていて、無謀なお願いをしている二人に
会っていただいたのです。
三線を演奏して下さるORIさん。そしてハピドラムのイガラシさん。
初顔合わせってこんな感じなのかしらん。


インドネシアで誰かにお願いをたてるとき、必ず食事に誘っていました。
できれば自分の家で、自分の作ったもので、友達も読んで大勢の中で
楽しく食事をしながら私はお手伝いに徹して、(飯炊き婆になっていました)
様子を見ているわけです。
ああ、こんな食べ方するんだなあ、気の使い方をするんだなあ、
笑うとこんな表情になる、ああ、気が緩んできたみたい。
そういうことを観察しながら、
この子のこんなところが見てみたい、こんな表情が見てみたい、
いったい何が似合うんだろう、そんなことを考えながら作品を考えていました。
人が決まることで、作品の概要が決まってしまうような。
踊ってくれる人たちによって作品が左右される。


今日の二人を見ていて、
どこかで同じように、この二人が踊ったらどんな感じなんだろう、と
考えがよぎるのですが、今回は音楽をお願いしています。
やはりご飯を食べながら、
ああ、こんな風に食べるんだ、こんな風に話をするんだ、聞くんだなあ
まったく関係のなかった二人がこんな出会い方をして、
おまけになんだか不思議なことをするんだなあ、(してもらうんだなあ)
たくさんのかけらを集めて、これからジグソーパズルをやっていくような気分になりました。
もう、自分がこの二人に演奏してもらって踊る、ということをそっちのけで
二人を見ておりました。
何を着せたら似合うかなあ(衣装屋の性分です)
その時の反応を見ながら、音楽がどんなふうに出会うかなあ、
ともおもいました。
出会いを用意しましたけど、実際の音を作っていくのは、二人の仕事になります。
私はあくまでサポートするだけになります。
二人が楽器を持って出会った時、どんな顔をするんだろう、何を感じるんだろう?


やり手婆としては、この二人の出会いがどんなふうに転んでいくかわかりませんが
見守っていきたいなあと思います。