飛び梅

それはそれは早く咲く白梅があるのです。どれくらい早いかというと、昨年末には三部咲きでした。

電車の窓から一瞬見える飛び梅は(勝手に名前をつけた(^-^))梅林の真ん中に位置しているように見えます。その花がほぼ見応えの終わりを迎えた頃、他の梅がほころんでくるのです。


遠くから見ているだけでも、そのきりりとした香りを思い浮かべることが出来る。新春のこれから寒くなるときに、水緩む春を映し出すようなすがすがしさです。


幾度こうして春の夢を味わってるのか。寒さ故に引き立つ美しさと意志の強い香りを楽しんでいます。


七草粥は食べてないけど、初春気分はこの飛び梅と共に過ぎてゆき、高く晴れた青空の中、人の波に飲み込まれていく自分を発見します。だからこそ、美しいものを見て一呼吸おけるよう、余裕を持ちたいものです。