雷ごろごろ 秋の陣

朝から抜けるような青空。白い雲、輝く太陽、そして甲子園!

夏を語るにふさわしいものがそろいにそろって、夏休み本番。といいたいのですが、暦上では『立秋』です。秋が始まり、空の青さも秋空のように高く見えるかなと思います。

お昼を食べていたら遠くから、雷の音。低い鈍い衝撃音が空気を震わせていました。夕立があるかななんて思いつつ、夕方はまだ先だよ、とよくわからない突っ込みを考えていました。雨は忘れた頃にやってきました。まさに夕立。日が傾きにわかに空が暗くなってきて…
建物の中だったのでわかりませんが短時間でざぁっと降ったようでした。水たまりを渡る風は、気持ち良いを通り越し体を震わせる位、ひんやりしています。昼間の暑さを吹き飛ばし、冷たい風を送ってくるのは夏の仕業ではないのです。秋の後ろで待ち構えている冬の笑い声を聞いたようです。

今年の夏はほんとに短いのかもしれません。ゆるやかな秋を楽しめるのかもしれません。でも、今日のような秋の陣は、ちょと堪忍だなぁと思います。


青い空、白い雲。
甲子園は始まって、白球を追いかける少年達の短い夏に秋の陣もしばし見守っていて欲しいと思います。