ワヤンを彫ってみる

いろんな事情で、踊りそっちのけで制作中。
いかん。踊りも練習しなきゃ。


今日作ったのは、マハバラータ物語の登場人物たち。
Kresna、Arjuna、Bima。
これぞワヤンというキャラクター。
ワヤンとは、インドネシアに伝わる影絵人形芝居のこと。
このことについて語ると
膨大な知識が必要になるので
とにかくワヤンを彫ってみた。

全部で6体彫ってみた。
懐かしい彫刻刀でこちこち集中して3時間くらいかかったのかな。
これを希望した友人がおりまして。
これを布にぺたんぺたんと押してみたら
かわいいと思う、こんなTシャツ欲しいといって
わくわくきらきらした目で語られたら
そりゃ作らなきゃね。


踊りから発生したものだけど
衣装も含め、他の踊りをやっている人たちからはほとんど聞かない。
ちゃんとちゃんと
踊りに集中しているし
その気になったら注文できる場所も人も持っているからだろう。
どうして作ろうって準備してしまうのか。
そりゃ、注文できる場所も人も不確定だからですよ。
納期ぎりぎりに考えつくから
いつも間に合わなくって(人に頼むのも面倒になってしまって)
作ってしまうのです。
また作るときの集中も楽しいことこの上なし。


何か面白いと思った
それだけで作ってみようと思うし、きらきらした目で訴えられたら
心が動いてしまう。
そんなこんなで、使用目的(または有効目的)に関係ないような
ものを作ってしまうけど
急に作ってしまえ!という
元気がいつでもあることを願います。


もうちょっとしたら
今度はラーマヤナ物語の登場人物を彫ってみようかと思います。
真っ白のさらしが手元にあるので
このはんこをぺたぺた押したら
手拭いになってしまうんじゃないかしらん。
そしたらきじねこ服飾店オリジナルの手拭いだ。
誰が欲しがるんだか。
そんなことは正直言うとしったこっちゃないのです。
ただ、出来上がったものがみたいだけ。
やっぱり病気でせう。