とりあえず書いておく

今日は仕事先の大掃除でいろんなものを捨てました。
その中でも、古くなったサンプルやらなんやらを処分していたのですが、見ていたらいろんなものを作りたくなってきました。

これだけあれば小さいうちが作れるかもしれない。
強度はおいておいて…
と考えたら、妄想が止まりません。
ごちゃごちゃから少しずつまとまってきたのが、ある時の記憶、というものでした。


床のみ。
様々な種類の床材は、住んでいた人達の個々の姿。
そこに残るのは、映り込んだ影。
窓の光、過ぎていった時間、色褪せていったもの、とどまっていたもの。
あるいは、住んでいた生物の残像。
本体がなく、影のみが遺された姿。


新築の家に響く子供の声
取り壊す寸前の古びて色褪せた床。
磨かれてつややかな床に遺されたバケツの影。
ベッドからずり落ちた、細い足。
床に落書きしていた子供の影
家具にぶら下がる鍵
読みかけの本
テーブルの上にお茶セット その影が
床に映っていて

様々な床に
様々な時間と記憶が取り残されている
一瞬が止まってしまったように
全て同じ方向からの光に焼きつけられてしまった


という平面を作りたいと思いました。
体育館位の広さに、様々な部屋、または空間を作る展示。
高みから見渡す、又は、部屋を歩く。
生きているものの影は、生きているものに付き従うけれど、
記憶に焼きつけられてしまった影は
その場から動くことなく佇むのみ。
ある一瞬は、何を指すか。


こんなの、本気で作れる環境があったらいいのに。
面白い、面白くないはおいといて
頭の中で描く図は、なかなか壮観です(笑)
仕事中、こんなこと考えながらじゃ、
やっぱり変な人に思われても仕方ないかもしれません。