聞くと見るとは違うこと。

この何日間か、ひたすら話しています。
仕事視線で見るインドネシアは、以前言われていた「のんびりゆっくり」からかけ離れていました。


道路を埋め尽くす車、バイク。
見慣れた風景であったけど、これだけの人々が仕事に向かっていく訳だし、あちこちに建築中のビルがあり、更地にする作業があり、大きく変化している最中だと感じました。


のんびりした田舎も好きです。
その田舎も携帯電話が普及してきて、日本とは違う方法で離れた人々とつながることが出来るようになってきています。


そして仕事の早さ。
今回の通訳中、期日設定の早さや確認作業な細かさに舌を巻く思いでした。
こちらの質問に対し、納得がいくまで説明をし、特に通訳する私が理解しなければわかりやすくいろんな引用をしてくれる。
通訳は、自分が想像出来る範囲はある程度可能ですが、自分の容量を超えたものはわからなくなってしまうのです。(そんな程度の通訳しかできないのが残念なのですが(>_<))
何度も頭を抱えつつ(ほんとに抱える!)サポートしてもらいながら話し続けることが出来ました。
流れる言葉を遮り辞書を引く時間もなければ、資料から予測出来る日本語があってもインドネシア語にたどり着かなくて
噛み砕いた言葉を選ばなければならず、悔しい思いを何回もしながら通訳出来たのは、ずっと一緒にいてくれた現地のスタッフでした。この人達がいなかったら時間が間に合わなかった!


日本側から仕事の精度、スピードがこんなに早いと思わなかったという意見が出ました。
彼らだってインドネシアは初めてであっても、他所の国の経験は十分あるのです。そうしたところと比べて評価が高いことは私にとって嬉しい褒め言葉でした。想像していたよりはるかに良かったという言葉に、私は日本側の皆さんにこの国を好きになって欲しいと思いました。そのためには私も頑張らなきゃ。


期間中、驚かれる位ご飯を食べています。ひょと鏡をみたら丸くなったかも(笑)と思うくらい食べたんじゃないかな。
おやつをちょこちょことりながら仕事をしてきた私ですが、今回はずっと話し続けないといけないので、食べられる時に食べておかないと、エネルギー切れを起こすかも…という心配があって、よく食べました。
ご飯も美味しいし、話しながら食べていると食べた実感がなくてまた食べる(笑)でも、通訳中に急に甘いものが欲しくなるのは何回もあって
そういう時は言葉が浮かばなくなったり言葉がたどたどしくなってしまうのです。チョコは必需品!日本のチョコが何度恋しくなったことか!


これからさらに付き合っていくインドネシアです。伸びゆく未来を追いかけていく人達と一緒に何を見ていくんだろう。とても楽しみです。