いま の かの地と 

という訳で、インドネシアに来ています。

調査で現地のお店を回ったのですが
印象は一言、「高すぎ!」でした。
欲しいものがあってカタログを用意してもらってみていたのですが
実物を見たいのもあり、連れて行ってもらったホームセンターでしたが
あれも、これも、見るからに高級そうでもちろん値段も高くて
こんなもの、誰が買うんだろう???と思ってしまったのでした。


私はインドネシアを舞踊という眼鏡を通してみてきました。
舞踊はけしてお金儲けできる仕事ではありません。
仕事をしながら踊りを踊る、先生だけで食べていける人は少ないし
大学で教鞭をとりながら踊りを踊ったり企画したりする先生たちや友人を知っています。
ほどほどの生活レベルで満ち足りた生活を送っているみんなです。
ジョグジャカルタが地方都市であって、そんなに物価も高くないし
(賃金も高くないし)ということもあるのかもしれませんが
田舎生活で慣れていた品物と比べてとても良い製品ばかり並んでいるし
金額を見るともちろん高い。なんだかさらに日本より高い気がする!


いやいや町中のお店や屋台や直接メーカー(手作りしてくれる職人さんも含め)を
探しにいった方がいいかなという気になりながらも(安くしたいし)
思い返せば、連れて行ってもらったショッピングモールも高かった。
貧富の差があるのはわかっていたつもりでしたが
別世界があるんだなあとちょっと肩を落として歩きたくなるような気分になりました。


町中を走っていて気がついたのは電話局がないこと。
携帯電話が広く流通することで、あちこちにあった電話をするところ⇒電話局が見当たりませんでした。
町中だから? 田舎に行けばまだあるんじゃないかな?
時間があったらジョグジャカルタに行って自分が住んでいたあたりで電話局探しをしてみようと思います。
急激な変化を乗り越えて発展を迎えるインドネシアなんだなあ。
のほほんとした頃をちょと懐かしく思う反面
この力強い躍動感というか、混乱期にわくわくしている自分もいます。
ここであえて伝統舞踊を踊る私って何だろう?
どんな意味があるんだろう?


生まれ育った地に伝統がない私です。
その私が変化にもまれるインドネシアであえてこの地の伝統舞踊を踊るって。
考えても出てこない問いなのかもしれません。
その時々で私も変化にさらされていきます。
考えても出てこない問いを抱えて
踊り続けてみようかなと思いました。


ちょとまとまらないけど、とりあえず寝ます。
のどが痛くなってきました。
風邪引かないぞ〜!!!

おやすみなさい。