踊る阿呆に。

久しぶりに踊ってきました。
社員旅行という内輪の行事でしたが、衣装を用意して、5分で化粧して(苦笑)というなんだかな、というものでしたが、気持ちよく踊ってきました。

私の仕事場には、日本人社員が5人います。9月にはもう1人増えるのですが、社員旅行の時点では5人でした。
家族も連れてきて良いこの旅行、新婚さんの奥様もいて、全部で6名の日本人チームだったのです。
チーム、と書いたのは、日本人チームによる、出し物を会社から依頼されていたからです。私が入社したためか、日本人チームには踊りを披露することになっていたのです。先日ジョグジャカルタに行って、最低限の腰に纏う布と頭飾りを用意していたのですが、一度も練習していない(爆)
特に私が忙しくて、連日残業していたため、用意もままならない…という困った状況だったのです。

出発の前日、残業して衣装を取りに行き、帰ってきたのは23時半。みんなの衣装をチェックして自分の練習をして…あ、夜が明けてしまった…

宿泊先に着いてから、日本人チームはこっそり練習。音楽無しで数を数えながらの練習は、内心間違えて教えてたらどうしよう((((;゚Д゚)))))))だったことを正直に遺しておきます。(音がないとよく覚えていないのです)
にこにこと練習を見ていた新婚さんの奥様をひっぱり込み、一緒に踊ってもらうことにして、衣装のやりくりも何とかして(もともと、社員分5人分で用意していた)夜を迎えました。

幸いだったのは、1時間位、爆睡する時間を作ったことでした。寝不足で踊るのは流石にちょと体にこたえます。

スマトラのバタック族の踊り、Tor tor という踊りは上大岡や江古田クラスでも取り上げたもの、和やかで、一体感もあるし何より、笑顔が踊る人の内から湧いてくるような、愉しくなる踊りでした。
上大岡や江古田のみんなが楽しそうだったなぁと思い出しながら、チームの着付けをして踊りました。
初めて聴く音楽と共に、初めて人前で踊る人もいたでしょう。
どうなることやらと心配しましたが、そこはインドネシア社員のみんなが温かく盛り上げてくれたので、とても楽しそうに踊ってもらえました。あとから写真を見せてもらいましたが、すごく楽しそうに写っていて一安心。

あとは私のJejer jaran dawuk。
インドネシアで初めて衣装を買った踊りでした。東ジャワのバニュワンギに伝わるJejerをベースに作られた新しい作品です。
寝不足が足にきていて、腰を落とした時にふらつくよ〜(苦笑)
それでも愉しく踊りすぎないように出来たかなと思います。

短いようで10年、日本で踊りを続けてきて良かった。やっぱり踊る阿呆に見る阿呆なんだなと着替えながら考えていました。どれだけ好きなんだか(笑)
そしてその環境を支えてもらってきたことに感謝です。もう少し踊ってみようよ、自分。と喝を入れた時間でした。

写真は後から掲載します。