小さな先生

仕事をずらすことで、ようやく土曜日が有効に使えるようになりました。
前から行きたかった踊りのクラスに習いにいけるようになったのです。

行き先は考えた末に、taman mini Indah Indonesia にしました。
各地の州がパビリオンを構えているので、文化を教えてくれる州も幾つかあるのです。
先週、見学に行ったのはジョグジャカルタ州。
ほぼ、ここに決めていたはずなのですが
ジャカルタ特別州のパビリオンから、ブタウィ音楽が聞こえてきたのです。

まさかと思って覗いてみると、小さな子供達が踊っていました。
先頭はバレエでいうプリマドンナでしょうか。
小学生ながら見事な舞姿を見せる少女がひとり。
小さいながらも華麗に踊る姿に、恋に落ちました。


動きは早いし、指先の使い方もジャカルタのブタウィ地方は独特の味わいがあります。
中国の影響もあり、衣装も色合いがよく、
華やかな手さばきに低い重心からのステップや回転についていけません。
数分で汗が噴き出す運動量です。


それでも何とかついていこうとしたら、
私がみてあげる。
と女の子が助けてくれたのです。
一緒に様子を見ながら練習してくれて、コメントをくれて。
この先生なら一緒に覚え憶えていけそうな気がしました。
ちゃきちゃきした指示の仕方はとてもわかりやすい。
まだ高校三年生の彼女ですが
ブタウィ舞踊にはクラシックがあり、新しい舞踊があり
クラシックがシンプルであることなど、さらっと教えてくれるところが
教えるのがうまいなあと。
指先の使い方、理屈を聞けばすぐに答えが返ってくる。
良い先生に会えたと思います。


返ってきてからくたくたで、床で寝落ちしてしまいましたが
楽しいことがあるのは幸せ。
時間のやりくりしながら勉強してみたいと思います。