さくら 桜

昨日の日記に登場した桜です。

青い空に淡いピンクの桜。
ソメイヨシノより、少し大きめの花びらが目を引きます。
行きと帰りに通りましたが、私が立ち止まり、写真を撮ったり眺めたりすると
通りゆく人々がやはり一瞬足を止め
「さくらじゃない？」「きれいだね」と
話してゆきました。ひょと思いついて少し離れた信号から桜を見守ると
多くの人が素通りしていきました。あれ？

けして大きな桜の木ではありませんから、満開でもないのですから
梅のように香りで存在を伝える種類でもないのですから
目立たないのかもしれません。足をとめるものがあり
何かしら行動を起こしているものがあると、初めて注意を傾ける。
その注意の先に桜を発見するのでしょうか。それとも
発見してもそれだけなのかもしれません。
そしてそんなことを思う私も人々も関係なく、うららかな日差しを浴びて
桜は自らのために花を咲かせています。
もうすぐ満月。夕方には花の間からまあるい月が見えます。