WBC 侍ジャパンに会いに行く(イチローに)
東京ドームに行ってまいりました。
イチローに会いに行ってきたのです。
ライト外野席前から2列目。かなりいい所から、見ることができました。
目の前にイチローの背中。
そう、背中だけです。
イチローは客に背を向け、ずっと自分の体のコンディションを整え続けてました。
まるで出番を待つダンサーのように。
守りの際、相手の打者が後退する都度、屈伸運動やストレッチを繰り返す。
ソックスを直す。軸足から反対の足に重心を移す。股を割る(柔らかい!)
ピッチャーが投げる瞬間、重心の移動をさせる。
悪く言えば落ち着きのない、と言いたいくらい、ほかの選手と比べると
イチローは始終動いていました。
構えた時に、内側の筋肉をぎゅっと締め、そのまま日本の伝統格闘技さながらな
体の構えでした。
華奢に見える腕は、ほかの部分ががっちりとしているから。
ユニフォームの上からもわかる筋肉。腰を落とした時の筋肉。
走る時、投げる時、あまりのしなやかさに圧倒されました。
骨盤に上半身を乗せ、歩くときも走る時も、腰から動いていく。
不遜ながら、この人を躍らせたらどんなに美しかろう
泳がせたら、イルカのように美しかろう
と考えました。
ほかの侍ジャパンメンバーも、厳しい選抜から残ってきたつわものなのです。
がしかし。
体のつくりが違って見えました。
体への気配り。メンテナンス。自分に跳ね返してみてどうなのかと思うと
恐ろしい、恥ずかしい。
いろんな言い訳をしてしまって、恥ずかしくなります。
野球を見て、踊りのことをひどく考えさせられました。
肝心の野球は・・・
西部圧勝です。やはり、勝つ気で勝負を挑んできた西武。
スクイズから大きく流れが変わりました。
野球は直接見るのが一番です。