WBC 侍ジャパンに会いに行く(イチローに)

saematahati2009-02-28

東京ドームに行ってまいりました。
イチローに会いに行ってきたのです。


ライト外野席前から2列目。かなりいい所から、見ることができました。
目の前にイチローの背中。
そう、背中だけです。
イチローは客に背を向け、ずっと自分の体のコンディションを整え続けてました。
まるで出番を待つダンサーのように。
守りの際、相手の打者が後退する都度、屈伸運動やストレッチを繰り返す。
ソックスを直す。軸足から反対の足に重心を移す。股を割る(柔らかい!)
ピッチャーが投げる瞬間、重心の移動をさせる。
悪く言えば落ち着きのない、と言いたいくらい、ほかの選手と比べると
イチローは始終動いていました。
構えた時に、内側の筋肉をぎゅっと締め、そのまま日本の伝統格闘技さながらな
体の構えでした。
華奢に見える腕は、ほかの部分ががっちりとしているから。
ユニフォームの上からもわかる筋肉。腰を落とした時の筋肉。
走る時、投げる時、あまりのしなやかさに圧倒されました。
骨盤に上半身を乗せ、歩くときも走る時も、腰から動いていく。
不遜ながら、この人を躍らせたらどんなに美しかろう
泳がせたら、イルカのように美しかろう
と考えました。


ほかの侍ジャパンメンバーも、厳しい選抜から残ってきたつわものなのです。
がしかし。
体のつくりが違って見えました。
体への気配り。メンテナンス。自分に跳ね返してみてどうなのかと思うと
恐ろしい、恥ずかしい。
いろんな言い訳をしてしまって、恥ずかしくなります。
野球を見て、踊りのことをひどく考えさせられました。


肝心の野球は・・・
西部圧勝です。やはり、勝つ気で勝負を挑んできた西武。
スクイズから大きく流れが変わりました。
野球は直接見るのが一番です。