美しいものを直接見る、聞く。

今日は表参道へライブを聴きに行ってきました。

アコースフィアの小さなライブは、カフェで行われました。
真剣に聞く人、お茶をしながらのほほんと聞く人、お構いなしに話をしている人。
雑多な雰囲気の中、BGMのように静かに軽やかに音楽が流れていきます。
生活の中に、音楽。溶け込んでいく、ほどほどの雑音。
こういう雰囲気は大好きです。隣で沈み込むように音楽に聞き入る少年がいるかと思えば
仕事帰りのサラリーマンがなんとなく注意を向けている。
騒がしく入ってきた女の子たちが、いたたまれなくなってあわてて店から出ていく。
いろんな横顔を見ながら聞いていました。

どんな環境でも、直接見る、聞くって体にしみこむような感じがします。
美しいもので自分の世界を囲みたい。
穏やかなもので世界を飾りたい。そうしたら争い事が減っていくような気もします。
生まれてくる命のために、美しいもので家を飾り立てるのだ。
そういった友人がいました。自分ことばかりだった人がそういう風に
アチェンジをしていく様は、横で見ていてうらやましく、また嬉しく思います。
こういうギアチェンジは音をたてて変わっていくのです。
本人も変化を理解し、さらにチェンジをしていくのです。
こういう状態を怖いものなし、とも言っていいかと思います。
新しい命がこの世に降りてきたとき、どんな顔をするのかしら。
楽しみでもあります。


忙しさにかまけて、美しいものを、いとおしいものを
手元に置いていたかしら。直接愛でていたかしら。
実務に手いっぱいな自分をしみじみ感じました。
美しいもの。微笑みを浮かべられるもの。手元に置いておきたいです。