本のこと。

子供のころに読んだお話というのはかなり覚えているものがあります。
なかなか買ってもらえなかった本ですが(本だけじゃないですけど)
図書館に行けば本に会えるので、図書館でお世話になった本が多いです。


亡くなってしまいましたが、長新太さんが絵を描いていた
星の牧場」いまだに手元にあります。改めて読むことはほとんどないのに
どうしても手元に残しておきたい。子供の頃のほうが本に埋もれているんじゃないか
と思うほど読み漁っていましたが、今は読むことが少なくなりました。
だからというわけではありませんが、一つのお話を繰り返し飽きることなく読んでいます。
新しいお話になかなか手を出すことが少なくなりました。
星の牧場」は今でも読まれているのかしらん。


今、英語の勉強ということで好きだった物語の原文を読むチャンスが増えてきました。
絵を見れば思い出す。その時のわくわく感を思い出す。
隅っこに座りこんで本を抱えて読んでいた自分を思い出す。
当時とは違う言葉で読んでいても、子供の頃の感覚を思い出す、というのは面白いものです。
以前は誰かによって訳されていた異国の言葉を自分の言葉に直さなければ
読めないのですが、頭の中に浮かんでくるのはたぶん、
子供のころに読んだ言葉のような気がします。
子供のころに、たくさん本が読めて良かった。そのことを思い出せて良かった。


幼稚園がキリスト教の学校だったせいでしょう。
寝る前に本を読んで、マリア様にお祈りして寝てました。
今思うとかなり幸せな子供時代を送っていました。
本を読むことで、一日の終わり、けじめをつけていたように思います。
そんな生活をまたしたいなあ、と思いました。
今、改めて読みたい本といえば、「ホビットの冒険」から始まる「指輪物語
これは父から全巻いただきました。何度読んだことでしょう(笑)
それから、ル・グウィンの「ゲド戦記
あまりに好きなので、あえて手元に置いていません。
きっと何もできなくなります。どうしても読みたくなったら図書館へ行きます。
ミヒャエル・エンデもいいなあ。
源氏物語。いろんな人の訳を読みましたが、いろんな視点があって面白い。
三国志に手を出したら、また何もできなくなりそう。
(中学の時にはまりました。他が手につかなかった)
どれも長編ばかりです。いつ踊りの練習するんだか(笑)