ちょとだけインドネシア まだ続き

断食明けは、日本でいうとお正月みたいなのですが、一番好きなのは、みんなで謝り赦しあうこと。きっと、チャンスがないと言えない気持ちってあると思うのです。言いそびれたありがとうやごめんなさい。家族内ならなおさら。そういった気持ちを中身をごちゃごちゃいわずに『わかってたんだけど、言えなかったあなたへの迷惑だったりなんだり、この一年ごめんなさい、赦して下さい』と年下が年上(家族間、親戚に)の足元にひざまずいて謝る、そして謝られたほうも、それを受け入れて、相手の幸せを祈る(私の時はそうしていただいてます)という年に一度の大切な日です。
ほんとに涙を流す光景に、イスラムって面白い宗教だなと思います。ただ詳しくはわかりませんが、インドネシアではこうですが、よその地域では違うようです。宗教もまた、その土地に根付いていくうちに変容していくのでしょう。
今回は私も参加しました。それも先生のお兄さんに。(もちろん初対面!)それからそのご家族のおばあちゃまに。
嬉しい言葉をかけていただきました。『遠くから来てくれてありがとう、あなたに初めてあうけれど、あなたの幸せを祈ります。いつも喜びにあふれていますように』


先生の家にいるだけで懐かしい友達に会えて、ジャワ語どっぷりの空間を楽しんできました。そりゃジャワ語で返せたらかっこいいけど、話の中身はほぼついていけるし、一緒に笑ってからかわれて、インドネシア語でぼけてみたりして、以前に戻ったような感覚になりました。

夜は踊りを教えてもらったり、先生のお嬢さんの結婚式ビデオをレクチャー付きで見たり。
簡略化されつつある伝統行事を、記録に残すため、きちんと執り行ったので手作りの素敵な結婚式になっていました。これならやってもいいかな(笑)


慌ただしくて、お買い物旅行に近くなりましたが、良い里帰りでした。『今度はいつ?』にすぐ答えられないけど、必ず行くから。日本に帰ってきたら、さっそく次のインドネシア行きのために働くよ〜!と気合いを入れて仕事に向かっています。


そろそろ踊りの練習もしなきゃいけません。せっかく教えてもらったのを忘れてはいけないし、やってみたくなったこともあります。確かに忙しいけれど、なんだか一人で踊っていても遠くから喜んでくれる人達がいる♪と思うと、ちょっとでも元気になるものなのです。