年を取ること、重ねること

今日は人に連れられて、カントリーのライブに行ってきました。


バンドを組んで、40年。皆さん良いお年ではありますが、肌艶の良いこと、心の伸びやかなこと。初めは借りてこられた猫状態でしたが、ぴちぴちした生きのいい音楽にわくわくして、楽しんできました。
40年という時間、色々な条件があったにせよ、続けて切磋琢磨してきたこと、何よりも演奏が、音楽が好きなことがこうして続けてこれたんだなと感じます。親子で美しい歌声を披露される方、演奏される方、兄弟で歌い、演奏される方。家族ぐるみで音楽を楽しめる。元は親が音楽が好きで楽しんでいて、その背中を見て、子供が音楽に包まれて育っていく。うらやましい!


音楽は相手の必要なもので、聞かせたい相手がいたり、一緒に演奏したい相手がいたり、一人よりも大勢で、誰かが作った曲を色々な人が読み解いてその人ごとに演奏して楽しめて。


演奏している人は気がつかないかもしれないけど、聞いている人一人ひとりがみんな違う思いで同じ曲を楽しんでいて。

年を重ねていくなかで、人のつながりの中で楽しんでいけるものなのだなぁと思ったのです。思う、より、腑に落ちるというか。
年を取ったからやらないんじゃなくて年を重ねていけるから出会える音や曲がある。ほとんど自分のメモになってますが、音楽の力ってこういうものなんだ!に出会ったのです。仕事ではなく、楽しんでいけるもの。まさに楽しんでいる人達を目の前にしているから『腑に落ちた』のでしょう。私には気がつかないことだらけです。今まで何をしていたんだか。