行動開始。

公演が明けた次の日から、次の公演の打ち合わせでした。
音楽に、インドネシアのレクチャーに踊りにと、年末に盛りだくさんな
内容のライブを行います。
インドネシアのレクチャーは、なかなか普通にいけないところに調査に行った方の
映像と楽しいお話。今日は資料の映像を見せていただきましたが、素敵なものでした。
インドネシアにいたころ、踊りの仕事や調査で各地に行った先生のお土産話を
聞いていた私。話に聞いてはいましたが、実際に映像で見ると、ああなるほどと
納得するものばかり。それに各地地域独特の衣装に布。なんて美しいんだろう!
バティックと呼ばれるろうけつ染め、イカットと呼ばれる織物。刺繍を施したもの。
布好き、いやいや踊るものにとっては大事な衣装ですから(笑)
行きたいなあ、踊りが見たいなあ、欲しい欲しいと騒いでしまいました。
幸い、その方の調査に行った地域の踊りをたまたま少しだけ習ったことがあること
その時の踊りのビデオを持っていたので、今度のライブで踊ることになりました。
覚えなきゃ(笑)
十年前になりますが映像を見れば体がまだ少し覚えているので少しうれしいです。
この時は、私はちょっとだけ参加して、その時の公演には選ばれなかったのです。
でも練習のときには見に行って曲を一緒に歌ったり(聞いていて覚えてしまった)
隅っこで真似していたりしていました。邪魔をしないように。
こうして書くと、まさに味噌っかす状態で練習にくっついていたのですが
本番までついていき記録を取り、それが十年後に生かされるという
なかなか面白いことになりました。味噌っかすもなかなか捨てたものじゃあないのです(笑)


さて。
音楽を確か保存していたはず。
それからこの地域の珍しい布をどこで手に入れよう?
幸いまだひと月近くありますから方法はあるはずです。何とかしよう、うん。
たぶん、私がやろうとしている踊りはほかに踊っている人がほとんどいないような気がします。
たまたま衣装の着付け方法のビデオを撮っていたので、難関は一つすでにクリア。
やはり問題は衣装でしょう。
インドネシアの先生に連絡して、手に入れられないか相談することにします。
この地方の踊りは3曲ほど持っていますが、男女のペアの踊りがあるのです。
これが静かでちょっともの悲しくて。しっとりしたいい曲です。
ああ、やっぱり男の子の踊り手が欲しい。
ジャワとも違う静かな動きが魅力なのです。一緒に踊りたい人がいないかな。