日本からの土産選び 

ほんのり暖かい日差しに誘われて、浅草まで行ってきました。
ほんとに人の多いこと。世界各国から、日本各地から人が集まってきている気がします。
春節もあって、中国語が飛び交っているような気もしましたが屋台気分が出てくるような
浮き浮きとする賑やかな浅草です。


頼まれお土産を探していたのですが、
NIPPONといえば、着物やサムライといった伝統的なイメージの日本。
JAPANといえば、電化製品やAKIBAといった現在の日本をイメージするような気がします。
今回のお土産は、NIPPONのお土産さがしでした。
もともと人形や置物に興味の薄い私なので、持っていくお土産は、食べ物やお酒が中心でした。
調味料(カツオのだしや味噌)もあるし、麩もありました。色とりどりのお麩は
見ていてきれいですし、羊羹やおせんべいといった伝統を踏まえたものを持って行っていたのです。
今回は「日本の着物を着た人形がほしい」ということでした。
意外と売っていないものです。ひな祭りも近いし雛飾りでもと思ったけれど、
一年中飾られているのもなんだし、市松人形はちょと高くなってしまうし(雛飾りはもっと)
どこかでまとめていろいろ見られて比べられるところはどこだろう?
ということでNIPPONの味わえる浅草に行ってきました。観光客と一緒です(笑)
日本人形 サムライ「武蔵坊弁慶」日本人形 サムライ「源義経」
武蔵坊弁慶源義経

といった組み合わせがあったりしておもしろかったんだけど
背景を知らないままだと、なんだかよくわからないままになってしまいそうです。
かの地で読まれている歴史小説は、たしか、「GEISYA」や「TAIKOUKI」だったかな。
日本人形【6号】千種
芸者さんだそうです

ということでこんな感じの無難なものを選んでしまいました。


ケースをつけてもらってこれから送るのですが
ひょと思いだすと、子供のころは、日本人形的なものが家にもありました。
博多人形だったり、紙で作られた着物の人形だったり。ガラスケースに収められていたはずだけど
引っ越しや何やらで姿を消してしまいました。(どこかにしまってあるかも)
自分でも馴染みがなくなってしまっていたものを再発見した気分です。


最先端の日本の家電と、こうした人形の組み合わせは私の中であまり想像ができません。
でも、かの地の友人の家の中に飾られているのはおかしくない気がします。
薄暗い灯り。物の多くないシンプルな居間。飾り棚には友人の優勝した(踊りの名手です)
トロフィーと一緒に日本人形が飾られている。部屋の隅には暗闇が残っていて。
なんとなく田舎のおばあちゃん家を思い出します。
人形も居心地が良さそうな気がします。