花鳥風月 マドゥラ島

双子の布。

と書いてみて、インドネシア語の表現だなと笑ってしまいました。
同じものを並べた時など、『双子』という単語を使います。

これは、東ジャワ、マドゥラ島のバティック。
日本でいうと、花鳥風月という雰囲気の柄です。
普通の人が使う柄だそうです。マドゥラ島は、この赤紫の色が好まれるのか、この色の系統が多いです。
この他にも、葉っぱや魚、鳥といった日常でよく見られるものをモティーフにしたものが多かった。
手書きのバティックは全く同じものがなかなか手に入りません。
染めも一緒に染めると同じ色彩になるけど、別々に染めると色合いが変わってきます。
ほんとは『双子』ではないのですが、多分、染めは一緒。
柄もよく似ているので、二枚使って浴衣を作る予定で買いました。

ちょうど、ジョグジャ芸術省(tamanbudaya)でバティックの展示をしていて、見つけました。
ジョグジャから、マドゥラ島まで見に行くと、特急とバスとフェリーで6時間位、かかる所です。
マドゥラ島は焼き鳥の屋台(車を引いて売りに来る)と、塩が有名なところで、牛のレースが開催されることでも知られています。
このレースを見てみたいのですが、開催期間が限定されているので、見たことがありません。
手書きの素朴な感じが大好きです。踊り用ではないのですが、加工するものでもバティックを見ています。
daun silih(あってるかな?)という、葉っぱのモティーフが欲しかった。
繰り返される葉っぱの羅列がきれいでした。
ちょと迷って後からもう一度、見に行こうと思いながら行けませんでした。