伝えることと伝わること。

今日も引き続き、きじねこ服飾店の仕事をしています。
暑い。アイロンとミシン。
熱を持つこの二つは私の大切な相棒です。
手荒な私によくぞついてきてくれた(笑)
半日、電源の入り切りをされつつ、よく働いてくれてます。
冷房なしの外からの風のみ。汗だくでこんなものを作っていました。

作り方は、ネットで検索できるし多少なら型紙もダウンロードできるのだけれど
肝心なところが分からなかったり、親切に説明されていたり。
どんなつもりで説明しようとしてるのだろう…


質問しているのに、最初から聞く用意をしていないこと、聞くつもりのないこと
望む(要求している)答えのみを引き出そうとしているだけのこと
目に見えない人たちのために、何かを用意するっていうのは
なかなか難しい。意図を伝えるために払った努力が実らないことも
逆に批判されてしまうこともある。


伝えることと伝わること。
たかが型紙のことなのですがそこから色々考えてしまいました。
手作業をしている時、特に単純な作業の時は、何かしら心に浮かびます(笑)
たとえばこうして文章を書こうと思ったのは
誰かに何かを伝えたいと思った時、うまく伝わらない。
文章を書く練習のつもりで書き始めました。
自分が自分の文章を読んでみて、ちゃんと伝わるかなと自分に対して確認してますが
怠けてしまったり、勢いで書いてしまったりしているので
あとからよくわからないぞ〜!
ということになっているような気がします。いや、絶対なってる。


きじねこ服飾店の小物たちは
誰かに見てもらって、使ってもらって、また修正の繰り返し。
伝えたものは作った作品。伝わったものは見てくれた人たちからの感想として
自分の元に帰ってくる。
こうして形に残るものはまだわかるけど、形の残らないものは
伝えることと、伝わることがかみ合っていないことや違う認識をされていることのほうが
多いのかもしれません。
目に見えるものなら修正を。
目に見えないものなら、伝える努力を。
続けていけるように。謙虚に。pokok nya berusaha terus dong!


あと一日。
きじねこ服飾店の仕事が続きます。