目標未達(泣)とお国事情

きじねこ服飾店の三日間が終わりました。
正確に言うと二日間なのですが。


今日半日かけて作ったのは、バティックの浴衣。

カジュアルに作ろう!
と決めて、そで口、裾もミシンが大活躍!
さすがに襟つけだけは、細かくまつりつけていきました。
途中ご飯食べたりしているので、8時間くらいかなぁ。
何が一番時間がかかったかというと、2枚の布からどんな風に裁って
浴衣に仕上げていくかということ。
これだけに2時間近くかかっています。

こんな柄のものですが、よく見ると模様が違うのです。
ほんとに苦労しました。


布を買って広げてみて、ありゃりゃんとおもったこと。
それは、布の用尺が短くなっていることでした。
縦の長さは変わっていないのですが(104センチ位)
横の用尺が、短くなっていること。
一般的な長さのものを買ってきているはずなのですが
210センチなのでした。15年位、インドネシアとかかわっているのですが
95年〜96年ごろに買った布をはかってみると
220センチ。長いものは250センチある。
中には、3メートルの布だってあります。
でも、今年手に入れた布たちは平均210センチ。
チレボンの布はちょっと長くて220センチを超えます。
柄を考えても、220センチはある。中部ジャワや東ジャワの布が短くなってる。
このバティックたちは、腰に巻く布で、見た目はスカートみたいに見えます。
ぐるぐる巻くものだから、少々短くっても外目からは分かりません。
ただ、着るものにとっては、まき始めがちょっと気持ちところにおさまらないかも。
ネットで見ていたら200センチ以下のものも出てきました。
作り手にとってはその分手間が減る。材料費も浮く、ということなのでしょうか。
220センチあれば浴衣が作れたけど、210センチだとちょこっと足りない。
そのちょこっとのために頭を抱えていたのでした。
正直言うと「けちるなよ〜!」
なのですが、これもお国事情なのでしょう。


この柄はマドゥーラ島のもの。
花鳥風月、って感じでいいなあと思って買ったのです。
海に面しているということは、中国の影響も少なからずあるでしょう。
鳥や植物という身近なものがモティーフになっていますが
素朴な感じが好きです。伝統的な柄ということでした。
浴衣にしてみると、黒というか、紺というか、紫というか。
混ざり合った暗い色はインパクトがあります。これに合う帯って(汗)


着つけの上手な方なら
身長168センチくらいまでの人でもおはしょりが取れます。
普通に着ても164センチの私でおはしょりは取れる。
だいたいMサイズくらいの人なら着られます。


エコバッグが作れませんでした。あと、浴衣がもう一着(泣)
また頑張ろう、うん。とりあえず片付けて明日に備えます。