ムラピ火山噴火の災害者のために

1月30日、15時から東小金井にある、マロンホールで踊ることになりました。


1月30日(日)
14時会場
15時開演
中央線東小金井駅 徒歩3分 マロンホール
東京都小金井市東町3−27−1 マロンホール 1階
チャリティ・チケット 1000円(スナック・ドリンク付き)
主催:プルティウィの会
出演:インドネシア舞踊グループ Duta Melati 
   ガムラン演奏 スカル・バスンダン ほか。
   ハワイアン・フラ・グループ「ミセス・フラ」
協力:小金井交際交流サロン
   チャハヤ・インドネシア など。
   http://www.dutamelati.com/DM_charity.pdf    
      


14時からバザーもあります。
インドネシア料理や小物販売もあります。


ムラピ山は私の第二の故郷、ジョグジャカルタからよく見える火山です。
ここにも書きましたが
自分が良く知っているところが災害にあう、というのはとても辛いことでした。
自分でできること、というのは大したことができないけれど
ほんの少しでも、こうしたところがあるというのを知っていただければいいなと思います。
ムラピ山の近くは、楽しい伝統芸能がたくさん!
なんたって面白いのは、女の子のトランスがみられるanguk putri.
高校生くらいの冷たさの残る笑顔で踊る女の子たちが、順々にトランスに入っていくのです。
夜9時から明け方近くまで踊っているこの芸能は、もともとオジサンたちが踊っていたもの。
いろんな経緯で女の子が踊るようになって
この踊りが見られる時期になると追っかけが出現!(ええと、私もその一人です)
inclingだったけ。
ひざ下にびっしり大きな鈴をつけて(銅の鈴なのでこれまたいい音がする!)
やっぱりトランスが入ります。これは男の人たちが踊るもの。
イスラム系のタンバリンを使って踊るもの。これも好き。わびさびを感じます。
そして大好きなkunthulan。扇を使ってオジサンたちがびしっとそろって踊るもの。
それからBaduwi。男女の時もあるけどやっぱりオジサン系かな。
お互いを助け合い、高めあいながら生活をしていく、ふつうの人たちの踊りです。
Kuda kepang または jathilan と呼ばれる兵隊の踊り。
もともとちゃんと物語があったんだけど、なんとなく物語がなくてもよくなってしまったもので
(グループによってちょとずつ違うけど)
竹で編んだ馬に乗って行進したり戦いの練習をしたり、トランスが始まったり。
たかが何年かしか住んでいない外国人ですが
いろいろ見るチャンスがあるっていうことは
あちこちで上演されていたってことです。
土曜日から日曜日にかけて、バイクで一回りすると、どこかしらでガムランが聞こえて
踊りがあって、影絵芝居があって… (今とてもみたい! しかも生で!!!)


こうした芸能は、それを生業にしている人たちによって上演されているわけではなく
わりとその辺の農家のおじさんや、石きりのおじさんなど
ごくごく普通の人たちによって守られてきました。
今回の災害で、そうした人たちの生活が脅かされ(命をおとした方もいるでしょう)
芸能が廃れていきませんように。


私ができることといえば
こんな面白いものがあるんだよ!
というささやかな紹介しかできないかもしれません。
今回は、ソロの宮廷舞踊と、
今回被害のあったスレマン地区に伝わる、Kunthulanか、baduwiを踊ろうかなと思います。
洗練された宮廷の衣装と踊り。
そして
村人によって守られてきたちょっと変わった芸能。
各地で受け継がれてきたさまざまな踊りたち。
もし、お気に召しましたら遊びに来て下さい。
お待ちしております!