音読とスピーチとまねること

ぼやぼやしていたら、もうすぐTOEIC試験です。
苦手な英語を少しだけ努力してみようと思って勉強しているのですが
テキストの音読をしています。


声を出して読むものと言えば。
高校の時から好きな、谷川俊太郎さん。
読むより、声に出したほうが腑に落ちる。
私の腑に落ちるのであって、人それぞれにとらえ方は違うのでしょう。
時にゆっくりと
リズムよく(韻を踏んでいたり)
ひとかたまりの内容だったり、ここで切ったほうが自分になじむなあというように。


インドネシア語の時は、身近な先生や友人、近所の偉大なるおばちゃん、おばあちゃん達の
真似をひたすらしていました。
やっぱり声を出して。
俳優のButetさんが、政治批判というか風刺を始めた時
スハルト大統領のものまねをやっていて、それを聞いて
「国をしょってきた人って、わかりやすく、聞き取りやすい、そして効きやすい
言葉を使いこなしてきたんだ」
と感心したことがあります。
メガワティさんの大統領選挙の勝利宣言もすごかった。
コドモでもわかる短い一言から始まりました。
覚え間違いしてなければ、
「Ibu sudah kembali」(母は戻ってきた) だった気がします。
その言葉は、なんて言うんだろう、強く強くひびくものでした。
(あまりに前なので自信がない、一度しか聞かなかったし)
インドネシアの独立宣言。
スカルノ大統領も高らかに宣言することなく、わかりやすい言葉で語りかけた。
私はButetさんの芸(すでに芸でしょう)からですが
まねできるほどに型を作ってきたのではないかなと思ったのです。
真似をしてみると、その人のいいたいこと、伝えたかった内容を理解しやすい。
私のインドネシア語は、いろんな人のものまねで構成されています。
その時、その人が、私に何を伝えたかったか、私が何を知りたかったか。
それが私流に加工されています。
文法的にあやふやだったり、半分よく分かってなくてもなんとなくこういうことを
伝えようとしていると私が判断できる。というのは
私が相手なら、こんな風に伝えるだろう、伝えたいだろう、ということを推測して判断します。

はなしはちょとずれてしまいましたが(汗)
いろんな人たちにいっぺんに何かを伝えたい時の言葉は
厳選された言葉のように思います。


アメリカのキング牧師の有名なスピーチに出会った時
声を出して読んでみました。
ああ、こんなにリズムのある言葉だったのか。
何度か声に出してみると、この辺まで続けて読むと気持ちがいいなあ
なんていうところに出会いました。
気持ちがいいと思ったところは、ちゃんと意味がそこで区切られているわけで
文法に疎い私でも、この気持ちのいいところで一つまとめるとわかるんだなあと
納得できました。
すべてじゃないけど、声を出してみる、音読もいいなと思ったのです。
オバマ大統領や、スティーブ・ジョブズ氏の言葉も
リズムのある言葉に出会います。
もっと原文で読めたらいいなあ、でもとても時間がかかるだろうなあ。
そういえばアメリカの大統領のスピーチは、それを準備する人たちがいると
聞いたことがあります。
ケネディ大統領の言葉も面白かった。
量が読めるほど、時間もそして能力もぜんぜんないので(泣)
何かのテキストで見つけた時、少しずつ声に出してみる。
それくらいしか今はできないけど。


そんなこんなでのんびりゆっくり勉強しているので
TOEIC対策にはちっともならないのですが…
もう、今週末です。