そろそろ真冬に飽きてきました

春の兆しはあるものの、なかなか冷たい空気は地上を暖めてくれません。
そろそろ寒さがしんどくなってきました。
真冬使用の自分にも飽きてきました。
寒さには弱いのです。
ほんのり汗ばむ暖かい空気が恋しい。
やっと近くの梅が八歩咲き。季節がひと月遅れているような錯覚を覚えます。
梅の花をみると、あと寒さを我慢するのもひと月。そう思うのだけれど
ひと月後はもう、4月の半ばじゃないか。
桜の花見に胸をときめかせているじゃないか。
とおもうと
寒さが身にしみます。もう、そろそろ春を体感したくなります。

去年の花見はひどく寂しい思い出です。
一生に一度あったらおかしいような花見でした。
花見自粛の中の花見。
今年の花見は、それをふまえての花見です。
根本が変わらない限り、もう春は曙の、ゆるゆるとした花見を
楽しむことも愛でることも羽を伸ばすこともできない。
それでも今年の桜を見に行くでしょう。
長い長いトンネルを抜けて
長い長い暗い時間を超えて
明るい何かを。
あたたかな何かを。
希望を持つことはできるのだから。
重苦しい空気をはねのけるように
ヒトの思惑など関係なく、花は植物は、春の準備を迎えているのです。
私も春を迎えたい。
伸びゆく新芽を押さえ、まず花を咲かせる桜をみたい。

春の前の名残の寒さ。
そろそろ堪忍してと思いつつ
これを超えないと、春は来ないのです。
あと少し。あと少し。
春はもうすぐ手に届く。


根本もいつかきっと
解決の糸口を見つける。
ヒトの賢さを信じます。