春ですから

梅と桜が同時に楽しめそうな、寒い日が続いていますが
日差しは伸びて高いところから照らしてくれていると
やっぱり春だとしみじみ思います。

春は、
川崎のアジア音楽祭に誘われているので、ちょと気合いを入れて準備をしたくなるのです。
寒くてこちこちの体が、動くと滑らかに動くようになってきて
ほんのり汗ばむようになり
窓の向こうから夕陽がまだ高い位置にあり。
こんなに春を待ち望んだ冬もなかなかなかったんではないかな。
春を迎えてますます伸びる髪をきゅと結んで
踊りの練習をしたり、冬眠から覚めたように、身体をストレッチしたり。
驚くほどに硬いのですが
少しずつ伸ばしていけるのは
やはり暖かさと日差しがあるから。

この時期の花といえば桜をあげたいのですが
ジャワには桜がありません。
バラは供え物にも飾りにも
女性のためにも、大量に扱われる花です。
花束というより、花の部分を籠にどっさり詰めて市場で売られています。
踊りの中で、撒かれる花もあり、腰に巻く布に仕込んでおいて
踊り手が歩くと、ほろほろとこぼれ落ちるバラの花びらがあり。
結婚式の儀式の中でも、水浴びに花びらが使われる。
花といえば、バラ。
牡丹色のバラ。

という私の思い入れもあって
上大岡チームの頭飾りはバラにしてみました。もともとの衣装は白いブラウスに白い布を巻いて
腰に色とりどりの飾りをつけるものなのですが
(多分、白のランがイメージだと思います)
ちょと衣装はアレンジしてみました。
造花はマルケーコバヤシさんで買ってきて、リボンもそうだ。
日差しを浴びながら作るのはうきうきしてきます。
マルケーコバヤシさんがなかったら、こんなに沢山手に入れて作ることが出来ません。いつか山ほど買い込んでオブジェを作りたい!


春なので、ちょと途方もないことも考えますが
一緒に踊るみんなの笑顔と
お客様の楽しむ笑顔が見られたら
ほんとに春が来た!と
実感するでしょう。
あと少し。
準備をします。