意外と?軟弱ものです

先日、仕事仲間のために、日本食調査でバンドンのスーパーモールに行ってきました。住居地から歩いて1時間強かかったな。
歩くには道も悪いので足元に気をつけつつ歩いていきます。
覚えるには良いのですが、日焼け止めを塗って帽子を被らずに出かけてしまったため、顔が焦げました。
赤道近く、恐るべし。日焼け止めの意味があまりありません。


おそらく、バンドン唯一の絶叫マシンは動いておらず、高級モールだけあって、冷やかしで訪れる一般庶民派はほとんどない。
ゆったりとした雰囲気でお買い物出来る感じです。

新車発表会にキティーちゃん車。
世界で営業しているのかしら。


本格的なお寿司が食べられる日本食レストランがあり、お茶とケーキが楽しめる喫茶店があり、パスタもあるしと日本人にとってはありがたい存在です。地下のスーパーには日本食が揃う品揃えです。
隣はピカピカのホテル。
車で来店するには、一台ずつチェックが入り安全第一。素敵ですよ。


でも


ここで買い物して楽しめるのは富裕層に限られます。
日本人はこちらに含まれるのもわかるけど、私は含まれるのか?
貧富の差を考えつつ、オリーブ油やラップ、杏仁豆腐の元を買っている私は贅沢してる(>_<)と悩む軟弱ものです。


時間ないからヒコーキで移動するのも学生の時には出来ないことでした。
歩いている時に、後ろから「お金ちょうだい!」とねだられて振り向かずに歩き去る。格差が日常の中で生きていくには、ココロの準備が必要です。
日本人の仲間と働くには日本人の考えで動く、ひとりで生活するにはこちらに居た時の感覚で動く。
しばらくぐちゃぐちゃと考え悩む時間が続きそうです。


こうして文章をメール経由で書いていると、日本人の感覚に戻るので
籠っているような感覚になります。
集団の中の孤独。


帰りは断食明けの時間になってしまって、タクシーのおじさんが「悪いね、ちょと食べさせて!」と水を飲み、食事をする姿を眺めていました。
来年の今頃は、私も共に働くこちらの仲間たちに敬意を表して、断食に参加しているんだろうと
ぼんやり考えていましたが、ちっとも実感がわきません。どんな新しい仲間たちに囲まれているんだろう?


エアポケットにはいったように色々考える週末でした。