聞いてみないとわからないこと   更新がおそくなってしまったけど(先週のつもりでした)

先日、「indonesia kita」(私たちのインドネシア)というシリーズの演劇を見てきました。
舞踊学校時代の先生たちが企画している行事で、今回はminang地域を取り上げているのです。
お話はミナン(と読みます)に伝わる話を元に、政治を揶揄したりする部分もありつつ、
ミナンという地域を多角的に紹介するものでした。
お話も楽しめたのですが、何と言っても踊りと音楽!
恋に落ちてしまいそうな勢いですが(踊りに関しては浮気者です)
あまりの鋭い動きとしなやかさ、出会ったのが今で良かった…
挑戦するには体力も年齢もちょと難しいものでした。何より背が高すぎるそうです。残念(爆)
お皿の踊り、tari piring、tari rantak、zapingなど好きな踊りの多い地域ですし、
rantakは江古田チームと踊っていたものですから、体の使い方とか何かわかるはず!と
誰よりも(笑)食らいつくように踊りを見ていたと思います。

しなやかな背中を支えるのは股を割って腰を落とすこと。しっかり足を開いて。
背中の筋肉とおなかの筋肉で支えつつ、背中の状態のしなやかさを保つには、
お尻に近い筋肉で状態を支えているのかしらと、見ているだけで想像が膨らみます。
今回踊っていたのはミナンからの踊り手ですから本物を目の前で見ることが出来ました。
視線のルールがわからない!
結局は楽屋裏まで行って、直接踊り手に聞いてきました。
顔は正面だけど、黒目は白目の端です。
日本で言う流し目がきちっと流されずに決まる。
ジャワ舞踊だと、白目の真ん中の位置に常に黒めがあるように言いますが
ミナンでは白目の端っこにいつも黒目があるということでした。
すると右方向を見ると、少しだけあごも右に向く。
これが知りたかった!!!
そして動きのアクセントは首の動き。
背中や腕の動き、肘の動きは直線的ではなく、滑らかというよりぐにゃんとした
たわんだ感じがあります。地域にもよるようですが伝統的な動きはぐにゃんとした
印象のようです。実際に目の前で動いてもらうと滑らかというよりはそういう印象でした。

直接見て、考えて、聞いてみないとわからないことってたくさんあります。
私は頭が良くないので、直接見て疑問が出てくるまで非常に時間がかかるのです。
その間に体験もしたいし、その為には時間もさらにかかる…
11月25日〜29日にISIpadangpanjang周辺だと思うのですが、
芸術大学、パダンパンジャン)マレー文化のフェスティバルがあるのです。
行きたい!なぜ平日に開催するのだ!!!
(大学ですから。平日になるじゃん…ってわかるんですけど)
25日は日曜日。そこではパレードが開催されるようです。がんばってムリをしたら行けるかな。
行くことが出来ても15時位には会場を後にして…ジャカルタで泊まり??
けっこう無謀な旅になりそうです(もし、実行したらです)


やっぱり本物を見ないとわからないことってある。
テレビで海外の情報を見ても戦争の映像を見ても時代の先端技術を見ても、
見たつもりになっていることってたくさんあります。私はわかってみたいなと思います。
所詮わかる範囲なんてほんの少しなんだけど、それでも知りたい。
私が変わったヒト、と言われるのは多分この知りたがりな所なんでしょう、
知ったからって何かいいことがある訳じゃないんだけど(笑)


そうそう、今日は午後までひたすら寝ていました。
ご飯食べて寝ての繰り返し。動ける体力がありませんでしたが
こうしてよく寝てよく食べて、ちょと贅沢して抹茶クリームなんて飲みながら
日暮れを過ごしていました。これ一週間働けそうです。