ひとりのこわさ

ジャカルタに引っ越してきて数日が立ちました。
部屋の中も落ち着いて、会いたかった人達にも会えて。
近所を歩いて、会社まで歩いてみて、買い物(スーパーマーケットなど)を
チェックして一息ついたところです。

ジャカルタのバス事情も少し試してみたり、ショッピングモールの値段の高さに驚いたり
程々にジャカルタに慣れるためのこともやってみました。
場所を変えてよかった。
バンドンでも良かったのですが、前の会社の上司に会うこともあり
落ち着かない、または漠然とした不安に包まれていて
身動きができなかったのです。あれだけ時間があったのに。

仕事をしながらできないことを色々考えてきたのに、
時間ができた途端、不安に縛られて何もできなくなる。何ということだろう。
この不安はなに?

ひとり
ということでした。
所属していない不安、世間とかかわりのない不安。
こんなはずではなかったという不安、想像と違う現状。
甘いよ。
そうかもしれないけど、所属のない自分というものが何と頼りなく感じるのだろう。
もちろん来月からは仕事が始まるのですが、その不安もあります。
バンドンからジャカルタに引っ越してみて、場所を変えてみて
自分の状態がやっと見えてきたように思います。

先日お会いしたお二人は
私にとっては人生の先輩であり、私の夢だった世界を現実として生きてきたお二人でした。
私も来月からその夢が現実になるはずなのですが、そこでぽかんとしているのです。
ひとり
ではない。そう思っても所属のないひとりに引きこもりという言葉を思います。
今、引きこもっています(笑)

今の住居にはプールがついていて、そこで久しぶりに泳いでみました。
水に慣れるまで時間がかかったこと。そして今日は腕が筋肉痛です。
体は水に慣れてくると、思い出したように昔からの動きを繰り返すことができる。
思考はそうなかなかうまくいかないのかな。
かなりへこんでいるのですが、それでも明けない朝はない。
ひとりでこんなに宙ぶらりんな時間を過ごしたことはほぼ記憶にありません。
誰かいてくれたらなあ、などと思うところからし
今、孤独 という状態にあるのだなと理解しています。
ひとりのこわさは、孤独のこわさ。
腹をくくって見つめ返せばいいという意地っ張りな姿勢ではなく。
こわさをしみじみ味わっています。

話は変わるのですが、ジャカルタには蚊がいます。
バンドンでは涼しくて蚊に刺されることがそんなになかったのですが
うっかり窓を開けていると蚊が入ってきていたらしく刺されてしまいました。
気をつけなきゃ。まだ慣れていないので暗くなってからの一人歩きも注意しよう。
暑いしエアコンをつけっぱなしにしたくなりますが、少しずつこの暑さに慣れていこう。

ひとりのこわさ。
生きていくためには自分の思ったこと、自分が信じたことを曲げずに行うのですよ。
その言葉をくださった方はこのこわさも経験されていることでしょう。
だからこそ自分が決めたことに邁進できる強さがある。
その強さを私は持ち合わせているのだろうか?

なかなかこう、思ったようにまだ動けないのですが
少しずつやっていこうと思います。