タマン ミニ インダ インドネシアと バスの旅

ひょと思い立って
Taman Mini Indah Indonesia (TMIIと書かれることが多い)に行ってきました。
ちゃんと中に入ったことがない。
ここだけでインドネシアのすべての州を理解することができる。
ここをたまたま訪れたことがきっかけでインドネシア舞踊のとりこになった人もいます。
ぜひ行かねばと思いながら、なかなか行きつけなかったところに行ってみたのです。


Transjakartaというバスシステムを使っていきます。
一回(乗り継いでも)3,500Rp.お得です。
停車場には、乗換表も出ているので(電車みたい)これなら何とかたどり着けそうだと
確認をしていきました。
そう、インドネシアの地図をアプリにしたものも参考に使っています。


途中、Puncak Silatの建物がありました。
そうだ、ここの落成記念で踊ったんだっけ。
当日まで振りがよく覚えきれないところがあって、前の踊り子に必死に
ついて行ったことを思い出しました。恥ずかしい…


途中でミニバス(angkutan)に乗り換えて、入り口付近に降り立った時
おや、と思いました。
見た風景だぞ。
てくてく歩いていくと、Santika Hotelが見えてきて納得がいきました。
一番最初に父親とともにインドネシアに入って泊まったところだったのです。
ホテルの名前は覚えていないけど、ホテルを出て、徒歩でMuseum(美術館、博物館)に行ったのでした。ひどい大気汚染で父は空気の悪さに耐え切れず、入り口まで行って引き返してきたのです。
そう、私も引き返してしまって中に入れなかったんだ。
ああ、ここが18年前に初めてインドネシアに来たところだったんだ。
ここが今の私の入り口だったのか。
不思議な気分です。あれから18年も経ったんだ。


中に入ってみると、何度もバイクのお兄さんたちに声をかけられます。
要は二人乗りして広い園内を回る、ということなのですが
(歩くと疲れるからという考えらしい。3万〜5万RPで1時間)
通り過ぎるなんてもったいない! 見たいものがたくさんある!
断っててくてく歩いて行きました。
まず初めに目に入ったのは、スマトラ島エリアの州。
Sumatera barat (西スマトラ州

そして踊りの中で出会った、バタック族の建物!(バタック族TOBA)

写真でしか見たことのなかった世界がここに…
高床式の建物の前でしばし、呆然としていました。
美しいのです。細工も姿も。
船をモチーフにしたとされる建物は表の飾りがこれでもかというくらい
彫り物と彩色にあふれたものでした。
ここからあの衣装とあの音楽が生まれたんだ…


遠い昔、ヨーロッパから訪れた宣教師たちのよってもたらされたであろう
ヨーロッパ形式(?)を思わせる窓、何というんだろう、様々な要素が
混ざり合って生まれた建物のの様式でした。
民族が違えば建屋も変わる。
同じスマトラ内でも、JambiやAcehは違う様式になっていました。
共通するのは高床式。ネズミ返しもあるけれど、高い高い高床式で
風通しの良い建物に見えます。
そう、中に入れなかったのです(時間的に)
今度行くときは朝から行こう。
お土産物もたくさんありますし、何と言っても日曜日には各地域の踊りも開催されるとか。
日にちはわからないけど、踊りのクラスもあるらしい。
もう、どの州に行ったらいいかな???


見慣れたジャワ族、スンダ族とは違う文化圏のスマトラ
あこがれていた地でした。それがこんな近くで体験できるとは。
何度も通うよ!


地域ごとにまとめられあるため、非常に見やすくわかりやすくなっています。
それぞれの州を比較することもできる。
空からモノレールに乗って、園内を回ることもできる。
今日は平日で金曜日で、午後から出かけたため
イベントはジャワ地域で音楽が聞こえているなあ、位でした。
タマンミニ自体は朝、7時から22時まで開いています。
このほかにもプールがあったり博物館関係(さまざまなものがあります)
があったり食事もできるし、一日かけて遊べるところです。
遊んでもいいのだけれど、目の前にこんなにわくわくするものがあるのならば
(きっと私くらいなんでしょうけど)じっくり園内を散策して
自分の知識欲を満たしたほうがいいと思います。
一度に見てしまうより、今日はこの地域と決めて
じっくり見ていくつもりです。
おすすめです。