好きなものと好きなこと

今日は日曜日。
Taman Mini Indah Indonesiaでは、イベントごとがある日。
一日ゆっくり見て回ろうと思っていたのです。


semangiのバス停まで歩いてTransjakartaに乗り換え、Garuda Taman Miniで降りて
40番のAngkutanに乗って全部で1時間くらいだと思います。
遠いか近いか悩む時間ですが、トーキョー近辺に住んでいた時は
会社まで1時間半。どこに行くのも1時間をまず見ていたので、気分としては
遠くありません(笑)


Taman Mini Indah Indonesiaの全貌を知るためにも、空から見学ができる
ゴンドラに乗ってみました。地上から聞こえる音に耳を澄ますと、踊りの音楽が!
太鼓を聞くと、西ジャワかな、ああ、ワヤンクリットのチェンチェンが、
あ、踊り手が歩いてる!東ジャワだ、カリマンタンだ!
あそこはバリっぽい…
どれだけわくわくしていたか。コドモに戻ったようなうれしさでした。


天空から地上の位置を把握して、あとは目的地を目指すのみ。
まず耳に入ったのはワヤンクリットの賑やかな音楽と人形遣いの声。
ここをぐっと我慢して、西ジャワへ行きました。
やってました!しかも男性の踊りが!

お年を召した方が踊っていらっしゃいましたが、かっこよすぎて
目がうるうるしてきました。恥ずかしい…
かつて習ったことのあるPengawaという踊りの振りがよく出てくる。
行政で働くような男性にとって、その昔は踊りが踊れるというのは
条件というか、たしなみのようなものだったということを授業で聞いたっけ。
衣装も派手ではないですし、とてもフォーマルな感じの衣装で踊るところが
素敵です。若い踊り手の華のある雰囲気も素敵ですが、
経験者のどっしりとした安定感も美しいです。
指先の動きに恋をしてしまいそうなくらい、表情があって。


私にとってまだ未知の土地、スマトラ

踊りの生徒募集中。日曜日のこの時間なら習いに行けるかな。
ジャカルタの良いところは、中央ジャワではなかなか習えなかったスマトラ島
踊りを習えるチャンスがあることでしょうか。(こんなこと言うのはきっと私くらいだ)
この地域なら、何が習えるかな。マレー文化も大好きなので
もしかしたら習いに行ってしまうかもしれません。


子供たちによるバリ舞踊

話を聞いていると、今日は踊りの試験の日だったそうです。
順位をつけられてしまうようで、子供たちは必死だったんじゃないかしら。
きらきらしたトロフィーを目指して小さいながらよく踊っていました。
小学校の中学年位から中学生くらいかな。
生演奏で試験を受ける。家族が見に来て応戦してくれる。
ほほえましい風景に見ている私もうれしくなりました。


踊りを見るのは好きなのです。
でも、どの踊りを踊りたいかは少し違ってくる。
今日はちょっと見に行けなかったけど、カリマンタンの踊りも興味があります。
(次回の公演日もチェック済み。見に行くぞ)
自分が踊ってみる、ということを考えると
スマトラと西ジャワ。
西ジャワのダイナミックな太鼓が大好きで、その太鼓の音色通りに体がかちっと
動くことができたら、どんなに素敵なことだろう。
スマトラの体の使い方は、ジャワと全く違うので
その違いを知りたい。もう年ですから、武術に通じるような動きは
体に取り入れるのがむつかしいとは思うのですが
それでも体の中で何がどんな風に動いているのかが知りたい。
自分の体年齢を考えると、今ならまだ少しだけついていけそうな感じがするのです。
だから、この二地域は手を出してみたいこと。


好きなものがあって、その中から好きなことを取り出して実際に試してみる。
というようにしていきたいなと思います。
インドネシアにまた来たんだもの。今度こそちゃんと
好きなものと好きなことに出会っていこう。


暑い中(ジャカルタは日中30度以上あります)一日歩き回って
くたくたになって帰ってきました。あとせめて5度低ければこんなに疲れないのに。
家に帰りついて踊りの練習をしようとしたら、おそらく脱水症状でしょう。
頭が痛くなってきて練習をあきらめました。明日は踊ろう。
今日の続きは明日書こうと思います。
おやすみなさい。