さんさんと降り注ぐ雨

勿論、すでに雨季なのですがこの一週間前から急にスイッチが入ったように雨が大量に降り始めました。

横からシャワーみたいに降ってきては空気を冷やして行きます。
最高気温が30度前後だと、意外と涼しいのです。いや日本の夏が暑すぎるからかもしれません。冷房無しの快適な気温なのですが、とにかく洗濯物が大変です。

バケツ洗濯機を使っているので、手絞りしたものを干すと乾かない。ベランダは軒はあるけれど、横から吹き注ぐ雨に濡れやすい。空気も大気汚染がかなりありますから、雨に濡れると何というか独特の臭いがついてしまい、洗い直すことになる…

今の住まいは狭いながらも割と快適なのですが、まず道路が冠水しないこと、何かあった時に徒歩でも通える安全なルートがあること、が選ぶ際の必須条件でした。
毎週日曜日のFree Car Day(歩行者天国)が開催される通りはジャカルタでも一ヶ所、家から歩いて3分程の距離にあります、買い物も徒歩でもバスやミニバスで行ける。しかも冠水しないルートで行ける。
もっとお金があったら(爆)もっと良いところがあるのですが、今の家賃の5〜6倍します(涙)そう考えると、今の住まいはなかなか良い立地条件にある、と納得しています。

道路が冠水のため出社出来ません、というお話を先週は何度も聞きました。バイクは水深30cm位でエンジンが水を被りそうだし、ラジオから流れる冠水情報は、60cm、時には200cm!という噴き出してしまいそうな水位をあちこちから伝えています。これだけ雨が続けば水はなかなか引きません。日本の治水専門家の皆さま、是非ジャカルタで活躍して下さい‼ と声を大にして言いたいです。ジャカルタでは地下鉄工事が始まっていますから、雨による浸水で云々…なことがないことを祈ります。

雨の中出社してくる同僚達は、出社後トイレで足を洗い、履いてきたサンダルを洗い(クロックスによく似たものが流行り)室内ばきに履き替えて仕事をしています。冠水生活に慣れているなと関心する風景です。

ざんざん降る雨、というより少し軽めの雨が降り続きます。寒くて目が覚める朝は、ふかふかの羽毛布団にくるまって朝を迎える冬の朝が恋しくなります。冷たい鼻先を撫でながら、乾燥した空気を吸い込んで体を起こして、窓の向こうに広がる透明な朝焼けをみる。あるいは、白い山並みを引き連れた富士を愛でる。ないものねだりですが(笑)