おやすみ散歩 シンガポールへ行ってみた

今日が断食明け大祭最後のおやすみです。
日頃忙しくて、体を休ませることも何か新しいものを目にする時間もなかったので
おやすみを使って行ってきました。
シンガポールはちゃんと海外なのですが、どちらかというと
ちょとそこまでな気分があります。
(国境を越えて海を越えて、飛行機で飛行時間は2時間位)
朝一番位に出発する飛行機だと、自宅から空港までほぼ30分。
うとうとしながら飛行機を待って、乗ってしまえばまた眠ってしまうので
気がついたらシンガポールに到着です。



ムスタファからリトルインディアまでてくてく歩いてみる。
色彩鮮やかなヒンドゥー寺院。ここにはSaraswati さん(日本で言うと弁天様です)
に会いに行く。

この地域はほとんどがインド人。昼の礼拝時間だったせいか、女性が見当たらず
見渡すと私だけでした。英語すら聞こえないので、外国感を味わえます。


史跡になっているような、中国の方の商館。
窓や柱や壁模様に、海外に流れてきて生活をする、故郷を思う、偲ぶ気持ちがにじみ出ています。

とにかく歩くのが好きなので、何処か有名なところにいくより街中をひたすら歩くことが多いです。


シンガポールといえば、最近できた植物園は圧巻でした。
まだ昼間は行ったことがありません。夜に行ってきたのですが、
昼間なら半日かかりそうな気がします。


夜になるとライトアップされるのですが、ただ単にライトアップではなく
ショーとして作られています。音楽とともに変化していく灯りはもう言葉が出ません。
公共スペースにこうした装置を作ってしまう。しかも毎晩あるらしい。
国が富むということはこういうことなのかと思いました。
夕涼みにきている人達、観光客、耳にする言葉はあらゆる言葉で
国際都市を感じます。常に新しくあること。
それがこの国の魅力なのかもしれません。
マリーナベイでも噴水やプロジェクトマッピングなどのショーが行われています。
いかに人を惹きつけるか、そのためには最新の科学技術と最高の知識が必要で
これでもか!というまで作品を作っています。
アートと技術が一緒になる。前に来た時はなかったのに…
というものがどんどん出来ているような気がします。
そう、飽きさせない何かを常に用意しているようなところです。


技術、または科学といえば、シンガポールにあるサイエンスセンターも行ってきました。



ここの兵器に関する展示に驚きました。
戦闘機の制御や戦車、地雷を踏んでしまった時も車の底面の対応方法など
実戦を想定したものもありました。
シンガポールには軍隊があり、兵役があるそうです。
だからこそ、兵役に子供を出す親のため、または将来兵役につく子供達のために
現在の情報を伝える装置を用意しているのかなと思います。
ヒトの人工授精や遺伝子の操作、欠損した人体の代わりになる技術などの紹介も
分け隔てなく紹介されているのではないかと思います。
説明が英語なので結構悔しい。色々知りたい、興味があることが目の前に
展示されているのに理解できない。
ダイソンの装置が面白くて、技術者としての目線がこういうわくわくするような
展示になっていることが印象に残りました。
ここも広くて内容が濃くて、やっぱり半日はかかるかなと思います。
全部見ることができなかったのでもう一度行きたい。


今度行く時はこっちも行こう。



ベイエリアにあるアートサイエンスミュージアム
ハスの花がほころんだようなデザインの建物です。
入り口にはハスの花がたくさん咲いています。
駆け足で見るにはちょと残念で、もう1箇所みてみたかったところがあったので
泣く泣く諦めました。たぶんここもはまりそうな気がします。
恐竜展があったのかな。一度入ったら決めた時間通りに出る自信がありません。
しばらくこうした展示や目新しいものを見るチャンスがなかったのでみたくてたまりません。
インドネシアは大好きですなんですけど、シンガポールやトーキョーが羨ましくなることがあります。
ジャカルタが新しい情報の発信地になるのはもう少し先かしら。


最後に駆け足でみてきたのは劇場です。

Esplanade 劇場です。
こちらの劇場ツアーに参加したい!
エントランスがこれです。わあっっと声が出てしまいました。
最新の技術で制御されているんだろうな、奈落や舞台裏や照明や釣りものなど
見てみたいものがたくさんありそうなこと。
劇場ツアーが常時あること。ワークショップも色々あるし
どれも興味深くてどれも参加したくなる。
観たい舞台もいくつもある!ダンスフェスティバルが10月にある!
さあどうしようわたし…


途方にくれながら、この劇場を後にしたのですが
改めて自分の好きなものってなんだろうという確認をしてきたようです。
仕事中心であっという間の一年でしたが、もう少し自分の興味や関心も
大事にしないと、なんで仕事しているのかわからなくなってしまう。


散歩しながら考えたこと、作ってみようと思ったこと。
少し大事にしようと思います。
後は始める勇気だけ。