Googlemapとわたし

電動自転車、バタフライに乗り始めて、Googlemapを多用するようになりました。
今までは他のアプリを使っていたのですが、渋滞情報もあるし日本語音声での
案内もあるし、道を急に変更しても間違えても、
ネットに繋がっていれば新しいルートを見つけてくれるからです。
海外で生活する時に、地図を確認出来る、ルートを検索出来ることは
とてもありがたいことです。
言葉が通じない時、迷子になってしまったと思ってしまった時
予定に間に合いそうにない時、Googlemapでおおかたの予想時間を
理解することができて連絡することができる。
日本にいた時のように、遅れない電車やバスがある生活ではありません。
公共機関のバスは時刻表もない、降りたいとこで降りるため
常に外を見て降りたい場所を見つけないといけない。
そんな環境から日本に戻るとほっとして電車やバスでうとうとできる。
ほんとによくできた国です。
そんな国でもナビゲーションは必要なのに
インドネシアならなおさらです。


いつも車で移動、高速や有料道路を使わない自動車設定で走っています。
わたしが遠出を出来るのは唯一土曜日。
行きはGooglemapが指定してくれるスタンダードな道を抜けて
行きますが、それでもコースによっては
生活道路というか路地というか賑やかな界隈を抜けて行くことも
あります。そこには小さい市場があり、子供服から果物から
遊具まで揃った小さいけれどもそこで完結できそうな世界を
目にすることができます。子供の目からしたら、そこが「世界の中心地」
のような。そこを見たこともないへんてこな自転車というかバイクが
中国人(とよく言われます)が通りすぎる。
あちらもわたしもお互いにびっくりしながら一瞬の出会いを交わしていきます。
それが夕方から夜になると、さらに夜市がたち、道のあちこちで立ち止まる
ような大渋滞があちこちで発生するのです。
スタンダードな道を選んだら見つからない世界です。
車が立ち往生する中、バイクがすり抜けながら通過して行く夜市は
LED電球できらきら光って、まぶしいやら心踊るやら、思わず見とれてしまうやら。
そうやってまた渋滞が引き起こされ、足止めを喰らいつつ
ついお買い物をしてしまう人たち。
明るいせいできらきら燃えるように美しいものは、後からみると
少し残念ものかもしれないけど、買うという欲求が満たされて
にこにこした人達が見られるのも、Googlemapが指し示す
「3分早い」「6分早い」という魔術師の言葉につられて
いわゆる抜け道を選ぶからなのです。

実際は抜け道として早く移動出来るとはそんなに思いません。
車じゃとても通れない道を指し示したり、全く違うところへ
連れて行かれることもあります。
スラバヤでも、シンガポールでもありました。
そもそも情報が違う。
行きたいところに行けず、迷って時間だけが過ぎて焦りばかりが
増えてしまいにはぐったり疲れることもある。
急いでいるのにうまくいかない。
でも、Googlemapは情報なのです。
その情報を自分で選ぶか選ばないかは自分の勘だと思います。
攻めていこう!という時は果敢に攻めるので
自分がどんな風に移動したか全く分からないこともあります。
初めて通った道に素敵なお店や食堂があった時の嬉しさ。
試してみた、やってみたと自分の勘を信じて起こした行動を
楽しむ道具でもあると思うのです。


Googlemapにはまだまだ改善が必要なのかもしれません。
ジャカルタにはGoogleviewが入ったことがニュースになるような
まだまだな地域ではありますが、ナビゲーションという
発想も一般に根付いていない地域ですが(人に地図を見せて聞くと結構大変)
外国人であってもインドネシアの利用者としてどんどん使っていきます。
そうするとデータが蓄積されてきっと少しづつ改善されて行くような気がします。

渋滞情報が少なくともジャカルタ近郊では表示されるようになり
高速の事故情報も表示されるようになってきました。
よくなってきてるなと実感します。
GooglemapはiPhoneで表示されるので、取り付けたハンドルまで
視界を落とさなければなりません。
ほんの少しだけ試させてもらったGoogleglassで地図を見ながら
面白い視界を「take a picture!」って写真を撮ったりビデオ回したら
立ち止まることなく手を止めることなく色々できるかもと
想像しながらバタフライで走っています。

使ってみないとわからないし、使うことで製品が向上していきそうなら
何事でも「果敢に攻める」ように使っていこうと思います。
電動自転車のバタフライもね!