新興国の変化についていく

IT 【Information Technology】 (情報技術)
ITとは、情報を取得、加工、保存、伝送するための科学技術。特に、電気、電子、磁気、電磁波などの物理現象や法則を応用したコンピュータなどの機械や器具、および、その内部で動作するコンピュータプログラム(ソフトウェア)を用いて情報を扱う技術のこと。
ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)もほぼ同義として用いられるが、ICTに通信を前提とする諸技術(インターネットなど)という意味合いをもたせる場合もある。また、ITをコンピュータやデジタル通信などの原理的な側面など情報技術そのもの、ICTを社会や生活への情報技術の適用や応用、といったニュアンスで区別する場合もある。
http://sp.e-words.jp/より

なぜこのことを書こうかと思ったのは、今の仕事と少し関係があるからです。
日常生活に欠かせない情報技術。インターネットの進歩で私達は多くの情報を得ることができ、活用しています。それはここインドネシアでも一緒です。
中でも法に関わる部分が、情報技術の恩恵を受けていると思うのです。
インドネシアで会社を起こそうと思ったら。
新規会社の登録から始まるのですが、会社設立の作業がオンライン化されてきています。私がこちらで働き始めてまだ3年ほどですが、大きく変わってきているかと思います。勿論、実務は役所へ連絡したり通ったりする部分もありますが、申請必要な情報をアップロードするところから始まり、どこまで進んだかも、オンライン上で確認です。
就労ビザもオンライン申請になりました。役所で面談があったものが、スカイプ経由となり、スカイプのアカウントを持つことが手続き上必要となりました。外国人の登録状況も 入国管理局がデータで管理。発行される書類も、E-kitas と呼ばれる滞在許可証に切り替わってきています。
税金の報告。これもオンライン上で報告となり、初めだけ、税務報告者が税務署に赴いて手続きしなければなりませんが、通常毎月行われる税務報告はオンラインで済むようになりました。
インドネシアの国家保険の健康保険についてはコンビニ決済可能。労働保険等も申請はオンラインで。申請状況確認もできます。
日常生活では。
気になっていたお店や工房に行こうとしたら、実店舗なしでネット通販のみ。または実店舗まで見に行ってメールアカウントを聞いてみたら、そもそもメールを使わず、写真を送ることができるSMSサービス、例えばwhatsupやwechat、black berry messenger やinstagramでの連絡方法を提示されることも。
transjakartaと呼ばれるバスや、ジャカルタの電車はsuicaシステムと同じ感じです。このカードはコンビニでのお買い物も可能です。長距離移動を支える汽車や乗り合いタクシーもオンラインで予約、支払いはクレジットカードかATMで。ネット通販も盛んです。
別途書こうかと思いますが、Go-jekというアプリもインターネットとスマートフォンの普及で伸びているサービスのひとつです。
情報を知っているいないの格差も広がってきているでしょう、新しいものが大好きなこちら、インドネシアの人達にとっては、格差なんて気にせず新しいものを知りに行けば良いじゃない!というかもしれません。
公共のインフラストラクチャーと言えば、「産業や生活の基盤として整備される施設」かと思います。道路、鉄道、上下水道といった目に見えるものから通信という目に見えにくいものまで、早急に対策が必要なものがたくさんあります。始終掘り返されている歩道や道路では通信ケーブルの工事などが行われています。ジャカルタに限ってかも知れませんが、上下水道より通信!という気がします。ジャカルタ名物の渋滞もアプリで今時速何キロで走ってる、なんて情報も手に入れられる。比較的安価なスマートフォンの登場でIT 【Information Technology】 (情報技術)が一気に生活の一部になってきたなと思います。
大きな変化の中にいることを実感します。smart city構想をジャカルタ州知事が言い出し、大学でもsmart cityセミナーが開かれるようになってきています。どんな風に変化していくのだろう。とても楽しみです。