Betawi 舞踊と 博物館のこと

少し体力がついてきたので、新しくお稽古を増やしてみました。
土曜日の朝からMuseim Kebangkitan というところに通い始めました。
この博物館は日本語にするとちょと良い約語がないのですが、(占領からの)再興という感じでしょうか。
オランダ時代、医療のための研究所、または学校の跡地となっていて、平屋の建物が並び、展示物があり、音楽の練習をしていたり、踊りの練習を開いていたり、教育の場として開かれた空間でもあります。当時は最先端技術を学べるところだったのでしょう。100年以上前、ここからインドネシア各地に巣立っていった医者達がいたこと、インドネシアが発展していくために、伝染病と闘っていたことを知ることができる施設です。当時の医療機器や、当時を再現した教室や宿舎の紹介、授業内容などが紹介され、デジタル館も併設。アプリケーションを使って情報を得ることもでき、あ、インドネシアもちょと教育に力を入れてるぞ、と感じます。





おそらく教育省か何かの管轄なので、入場料もなく、子供用の図書室もあり、アンクルンという竹で構成される楽器のクラス(子供用ですが) もあり、もっと色々な人に知られてほしい空間です。
決して現代的な雰囲気ではなくのほほんとしたところなのですが、ゆったりと時間を過ごせる場所で、学校から見学があったり(賑やかで可愛い)、ブラスバンドの練習あり、ジャカルタ伝統芸能であるbetawiのダンスのクラスもあり、私はこのクラスに通い始めました。

当然ですが、一緒に踊っているのは子供達が中心。幼稚園児や小学生と混ざって踊っていますが、習う内容は大人向け。betawi地方の踊りはperanakanと呼ばれる華僑の文化と西ジャワの文化などが織り交ぜられた独特の音楽と雰囲気があります。動きの早さと重心の低さ、パンツスタイルの衣装もあり、パンツスタイルのものは脚さばきがなかなか速くて軽やかに見えるけれども、大変な運動量です。お姫様の踊りであっても、粋のよさというかちゃきちゃきした振りがこのbetawi地方の個性かと思います。

先生が細かく教えてくれること、新しい教材スタート、の時に参加し始めたので、なんとかついていけそうです。曲名もよく覚えていないのに、早速衣装をお願いして笑われましたが、よく考えてみたら、借りることもできるんだっけ(普通は借りるものです、こちらでは) 日本に持っていかないよとちょと冷静に考え、まず覚えることが先決です。少しずつジャワ舞踊の踊り癖を直しつつ、betawiの立ち方、身体使いに慣れていく最中です。一曲集中でのお稽古なので、今度こそ覚えることができる、ただ夕方のTaman Mini Indonesia でのお稽古も通うので、帰宅するとへとへとです。ちょと横になったら目が覚めない!10分位のつもりがあっという間に真夜中まで寝てる… 少しずつ走る量を増やしているのですが、今月からヒップホップ(パプア州の動きを取り入れたとてもかっこいいダンスです)も通うつもりなので、良い歳になってくると、10代20代と一緒に踊る体力がなくなってきたことを実感します(笑) 仕事しながら、身体の状況を確認しながらの挑戦です。