慣れないことを

何度も始めてみても続かないことがいくつもあります。
この日記もその一つ。踊りを教えるようになって、うまく説明できないことが多数あって、まず書くことを始めてみよう、説明したいことを一旦文章にしてみようというところからでしたのに、手が止まってしまうことが増えました。
もう一度、初心に帰ろう。

今うまく続かないことは、英語と踊りを教えること。
ボランティアでこちらの子供達にインドネシアの伝統舞踊を教えるようになりましたが、鏡のない環境で、自分が子供達の鏡として教えることが慣れません。左右反転して踊る、説明するのは、頭の中がぐちゃぐちゃになります。そもそも左右がよく理解できない(判断がつかない)ので、左右をひっくり返して教えることは、2曲覚えるようなものなのです。普通と鏡バージョンと。
子供の踊りは案外難しくて、何歳くらいの子供達を対象にするのか、どれくらい踊ることができる子供達なのか、など考えると、曲が決まらないことや、試してみたら子供達の身体に入っていかなかったり。それは教える方の能力不足であり、いっそ大人の作品を教えた方が楽かな、と悩みます。子供、という時間を通過してきたはずですが、色々なことを忘れてしまっています。型にはまっている大人の作品の方が、型がある分、子供達の飲み込みが早い、でも子供だから愉しめる自由度が高い動きを色々忘れた大人が子供達に伝えることが出来なくて、頭を抱える。子供らしさとはなんぞや?というところで、足がすくんでしまって動けなくなっています。やっと伝統舞踊という型を使った方が良いかな、というところまで考えが落ち着いてきました。自由度よりも型を通して覚える楽しみを、踊る楽しみを持ってもらうこと。

慣れないことは実際手を動かし、身体を動かしてみないとわからない。想像力が足りないのか、予想して先を見通す、計画を立てて行動ができません。相変わらずやってみないとわからないの繰り返し。面倒でもきっとこれが私にとっての近道?(他に方法がない)と思って。

ここで面倒になって諦めてしまうと子供達をがっかりさせてしまうので、もう少し努力してみます。今一緒に踊る子供達は、幼稚園から小学校高学年まで。ジャワ語が通じなかったり、(みんなインドネシア語) お稽古時間に私が寝坊してしまっても(寝坊したの?と突っ込まれる)待っててくれます。まだ何か努力できるかも、自分が慣れてくるまで諦めないように。