なにか作ってみた。を試してみる

布ものならば、作ることには抵抗はありませんが、今回はNicotechというNico Nico技術部枠で参加することになりました。Nico技と呼ばれているそうです。初めての参加で、初めて会う人達と一緒に展示を行うのはどんな感じなんだろう?
Nico技の人達は「〜を作ってみた」という言葉と共にさまざまなものを製作しています。仕事あまり関係なく、とにかく作ってみたくて作ってしまった、ということなんだと思います。世の中に役に立つ、という大義名分なく作りたくて作ってしまったという思いは、おそらく生きている限り持っている興味のかたまりと、新しい技術への憧れと、新しい何かを生み出す喜びに基づいているのかなと思います。
Nico技に参加するに当たって、電気くらい使ったものにしよう、身に着ける灯りと決めました。イヤリングや腕輪のようなものをイメージしましたが、やってみると電気の元、電源が大きい(ボタン電池も体に身に着けるとなると目立つ)ことに手を動かしてみて気がつきました。LEDランプは小さくても、スイッチと電池がかさばる。身近に手に入るもの、というのも限られる(レジンなどは手に入らない…)ので、スイッチと電池は布に縫い付けてしまって(基盤も手に入らない)そうだ、電気の通る糸があった!ので糸でLED電球をつないでみました。
その前には、ビーズ細工に使う丸い小さな鎖の元みたいなものが電気を通すことに気がついたので鎖とLEDをつないでみましたが、鎖はつるさないと灯りがつきませんでした。身に着けると、体に鎖がフィットする時に鎖と鎖が触れ合わないことが発生して、電気が通らなかった!

電気の通る糸は、半田付けするわけではないのでLED端子に縛り付けるだけ+糊で固めました。出来上がった灯りは、不安定に光る、アジア風味(お客様のご意見です)になりました。出来上がってから、こんな単純がなものを作ってみて一緒に展示する人達はもっとすばらしい発想の作品を作り上げていることが実感として沸いてきて、出展してもいいのかな?と不安になりましたが、はじめの一歩が踏み出せないと何も始まりません。この他に、久しぶりにがま口の小物を作って、それにもLEDランプを縫いつけて光るがま口にしました。