Neighbor を見てきた

少し前のことですが、新宿のICCで会館20周年イヴェント、「藤井直敬+GRINDER-MAN+evala 《Neighbor》」を見てきました。11月4日、土曜日の回です。

Substitutional Reality(SR)技術:理化学研究所で開発された主観的な現実を操作する技術、過去に撮影された映像と目の前で起きていることの映像を切り替えたりか重ね合わせたりして、その画像をヘッド・マウント・ディスプレイに表示することで、目の前に見えている世界が現実かそうでないのかを区別することを難しくする。と紹介されています。(Web情報より)

これを見るだけではなく、体験することもできるとあってこれは絶対試してみたいと思いました。
目の前に起きていること、目に見せられている現実とは限らない世界、仮想の世界。それを観客として、体験者として一度に体験できる。そして体験者は舞台装置のように、または一人の演者のように舞台に(意図しないかたちで)存在するのではないか。

今回は舞踊が重要なコミュニケーションとなっています。そこにSRの装置を付けた体験者が行動の制限を受けつつ(歩いたりできない)どんな風に舞踊とコミットしていくんだろう。そして観客もあり、体験者もあり、ということは体験者は先に舞台で何が起きているか見ることができるはず。他の人(自分以外の体験者)が見る映像(モニターとか)+現実に舞台の進行を見ていくのかなと思ったので、自分以外の体験をなぞるような感覚になるんだろうか。見る前から色々想像しておりました。