縄文スーパースター『土偶』→岡本太郎→☆

気になっていた、「国宝 土偶展」に行ってきました。
副題が、『縄文スーパースター』ですから。


子供のころから気になっていた縄文時代
さっぱりとしてしまった弥生土器とは違い、うねうねのおどろおどろしい線が(コドモですから)
大好きだったのです。学研の付録についていた、「ハート型土偶
実物とお目見えでした(笑)
実物とお目見えということでは、教科書に載っていた土器や土偶たちにたくさん会ってきました。
紙粘土や、捨てられていたセメントで土器まがいを作ってみたり
竹とすすきで住居らしきものを作ってみたり
ドングリとイノシシ(手に入りませんから、豚にしました。ドングリの代わりに、クリ)で
ハンバーグもどきを作ってみたり(あまり美味しくなかったような(笑))
黒曜石の塊に狂喜して、やじりを作ったり、作りかけのやじりを見つけて大騒ぎしたり
お手製の弓と矢を持って(今じゃ怒られますね)山の中を歩き回り
食べられる木の実でちょっと休んだりしながら過ごしたコドモ時代を思い出しました。
ろくろが作れなくて(普通ですよ!)土から粘土質を取りだして、ぎこちなく
お皿を作ってみたら、近所のお姉さんは、美しいシンプルなお皿を作っていて
びっくりしました。こういうことって忘れませんね(笑)


土偶たちは、心にざわざわさせる何かをまき散らしていました。
美しい曲線。渦を巻く感じは、入れ墨かな。インドネシアでも見たことありそうな線。
背中をそらしてお尻をぴっと出した感じは、踊り出す直前のポーズのよう。
土器の模様は、動いていた空気を瞬間にとめてしまったように
うねうねと生きているようでした。そう、こういう形をなぞって書きたくなる頃があった!
ジャワや、カリマンタンの生命の木のモチーフを思い出したり。
つぼに溶け込んでいる人物像や仮面たち。
これをかぶっていた人たち。生者なのか死者なのかわかりませんが
仮面を作ってみたくなりました。本物をかぶることはできないから。
見ながらああ、これって。
と気がついたのは、岡本太郎でした。
なんだかものすごく気になってきました。
岡本太郎の「今日の芸術」を買って読んでいます。
同じ時間を過ごしていたのだな。ああ、会ってみたかった。
もう、残されたものとしか対面できないけれど
岡本太郎に出会ってみたいと思います。


作りたい仮面が見えてきました。。
どうせ私なので、もちろん振り付けがありますが
これ作ったら、びっくりされるだろうな(笑)
作る、かな。(自宅工作室で作るには、かなり難問です)